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エアコンの汚れがひどい原因と掃除・予防のすべて

「エアコンの汚れがひどすぎて、風が臭う」「カビが心配だけど、どこまで自分で掃除できるのか分からない…」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?

本記事では、エアコン内部が汚れる原因をしっかり理解した上で、適切な掃除方法とカビの予防策をわかりやすく解説します。
10年以上のクリーニング歴を持ち、5,000台以上の施工実績を誇る、地域密着型のエアコンクリーニング専門業者が執筆しているため、初めての方でも安心して読み進めていただけます。

本記事で得られる3つのこと

  1. エアコン内部がひどく汚れる根本原因と具体的な症状
  2. 自分でできる掃除の手順と、必要な道具・注意点
  3. カビを防ぐために今日からできる予防方法

記事を読み終えた頃には、エアコンの汚れを「見て見ぬふり」せず、自分で掃除に取りかかる自信が持てるようになり、快適で健康的な室内環境を取り戻すための第一歩を踏み出せるはずです。

ぜひ最後までお読みください。

エアコンが汚れる仕組みとは【基礎知識】

エアコンの外観が汚れるのは自然の摂理

エアコンの外側、特に吹き出し口やカバー周辺が汚れてしまうのは、特別なトラブルではなく、むしろ自然なことです。空気を吸い込み、冷たく(あるいは温かく)して再び吹き出すという性質上、空気中のホコリやチリ、花粉などがエアコンの吸い込み口や周辺に付着してしまいます。

特に日本の住宅では、窓を開ける機会も多く、外気に含まれる微細なホコリや花粉が室内に入り込みやすい傾向があります。加えて、キッチンやリビングなどの生活空間では、料理による油煙やタバコの煙もエアコン表面に蓄積しやすい要因となっています。

これらの汚れは目に見えるため「うわ、汚れてきたな」と気付きやすいのですが、実は見えない内部の方が汚れは深刻です。

使うほどに汚れるエアコンの内部

エアコンの内部は、冷房時に発生する結露(内部の水分)と、吸い込んだ空気中のホコリ、そして室内の温度差によって非常に汚れやすい環境です。特に冷房を頻繁に使用する夏場は、熱交換器(アルミフィン)や送風ファンに大量のホコリが付着し、そこに結露による水分が混ざることで、カビや雑菌が繁殖しやすくなります。

環境省の「室内空気中のカビ調査結果」によると、冷房使用時のエアコン内部は、湿度が80%以上に達することがあり、これはカビが繁殖しやすい典型的な条件に一致しています。しかも、エアコンは空気を循環させるため、このカビやホコリを室内全体に拡散させてしまう恐れがあります。

つまり、エアコンを使えば使うほど、内部に汚れが蓄積され、放っておくと健康リスクにもつながるのです。

風が出る仕組みとホコリ・カビの関係

エアコンの風は、室内の空気を吸い込み、冷媒(熱を運ぶガス)を通して温度調整したうえで、ファンを使って再び室内へと送り出しています。

この「吸い込む」「冷やす」「送り出す」という一連の流れの中で、ホコリやカビの胞子が入り込むタイミングは次のとおりです:

  • 吸気口から空気と一緒にホコリや花粉、カビの胞子が入る
  • 内部の熱交換器で水分が発生し、ホコリと混ざることでカビが発生
  • カビがファンに付着し、風と一緒に室内へ飛び出す

このように、風が出る仕組み自体が「汚れの循環」を起こす構造になっているため、内部の清潔さを保つことは非常に重要です。

シロッコファンやドレンパンに汚れが溜まる理由

エアコン内部で特に汚れが集中しやすいのが「シロッコファン」と「ドレンパン」です。

シロッコファンとは、風を送り出すための細長い羽根が円筒状に並んだ部品で、常に高速で回転しながら空気を送り出しています。このファンの表面にホコリやカビが付着すると、風に乗って汚れが部屋中にまき散らされてしまいます。

一方、ドレンパンは冷房運転時に出る水分(結露)を受け取るトレーで、ここにもホコリやカビが溜まりやすく、長期間放置すると「ヌメリ」や「黒カビ」が発生します。

また、ドレンパンから屋外に水を排出するドレンホースも、傾きが悪かったり詰まっていたりすると水がたまり、カビや虫の発生源になることがあります。

代表的な汚れの発生箇所と特徴

部品名 汚れの種類 汚れが起きる理由
吸気口・カバー ホコリ・油煙 空気中の汚れを直接吸い込むため
熱交換器 ホコリ・カビ 結露水とホコリが混ざり繁殖
シロッコファン カビ・ホコリ 湿気と汚れが羽根に付着しやすい
ドレンパン 黒カビ・ヌメリ 水分が常にたまる場所
ドレンホース カビ・虫の発生源 詰まりや傾斜不良による水たまり

エアコンの汚れは“仕組み上”避けられない

エアコンの構造を理解すれば、内部の汚れが「使い方の問題」だけではなく、むしろ“仕組みそのもの”に起因していることがわかります。

日常的にホコリが舞っている室内で、空気を吸って吐き出すエアコンは、どんなにきれいな部屋でも時間とともに必ず汚れていきます。冷房を使えば結露が発生し、湿気がカビの温床となる――これは避けることができない現象です。

そのため、見える部分だけでなく、見えない内部の掃除やメンテナンスがとても重要です。特に「嫌なニオイがする」「風の出が悪い」といった症状が出た場合は、内部の汚れが進行している可能性が高いと考えていいでしょう。

このあとに続く章では、エアコンが汚れる具体的な「原因」についてさらに掘り下げていきます。どんな対策をすれば汚れを防げるのか、どこまで自分でできるのか、気になる方はぜひ読み進めてください。

エアコンがひどく汚れる主な原因【原因と条件】

湿度と温度によるカビの発生

エアコン内部がひどく汚れてしまう一番の原因は、「カビ」です。特に夏場の冷房使用時、エアコン内部では結露によって水分が発生します。この湿った環境と、部屋の温度が組み合わさることで、カビが非常に繁殖しやすくなるのです。

環境省が公表している資料によると、カビが繁殖しやすい条件は湿度80%以上・気温20~30度で、これはまさにエアコン内部で冷房を使っている際の環境と一致します。また、結露によって発生した水分は、ファンやドレンパンなどに溜まりやすく、それがカビの発生源となります。

このカビは胞子を空気中に放出するため、エアコンの風と一緒に部屋中に拡散してしまい、健康被害にもつながる恐れがあります。

ポイント

  • 冷房運転時の結露水が内部を湿らせる
  • 湿気+室温でカビが急速に繁殖
  • 放置すると送風時に部屋中にカビが拡散する

ホコリやタバコの煙などの空気中の汚れ

部屋の空気には、目に見えなくても常に微細なホコリや花粉、ハウスダスト、さらには料理の油煙やタバコの煙などが漂っています。これらはすべて、エアコンの吸気口から取り込まれ、内部のフィルターやファン、熱交換器に付着していきます。

特に、フィルターを定期的に掃除していないと、ホコリがフィルターを通過して内部にまで侵入してしまい、シロッコファンや熱交換器の性能低下を引き起こします。

また、タバコの煙に含まれるタール成分などは、ベタつきがあるためホコリを吸着しやすく、エアコン内部で「汚れの塊」になってしまうこともあります。

よくある空気中の汚れ成分とその特徴

汚れの種類 主な発生源 エアコンに与える影響
ホコリ 人の動き・家具 フィルター詰まり・ファン汚れ
油煙 キッチン ベタつき+ホコリで固着・ニオイ発生
タバコの煙 喫煙 タールがフィンやファンに付着
花粉・ダニの死骸 窓開け・換気 吸気口やフィルターに蓄積しやすい

室外機ホースの状態や傾きが影響するケース

あまり知られていませんが、室外機から排水する「ドレンホース」の状態も、エアコン内部の汚れに関係しています。

ドレンホースとは、エアコンが冷房時に生じた結露水を外に排出するための管です。このホースの先が「上向き」だったり、「詰まり」があったりすると、水がスムーズに流れず、逆流やたまりが起こります。

その結果、ドレンパン内に水が溜まりっぱなしになり、カビや雑菌が繁殖しやすくなるのです。さらに悪化すると、水漏れや異臭の原因にもなります。

また、ホースの先端に虫除けキャップをしていないと、小さな虫が入り込み、ホース内に卵を産んだりすることで、内部が詰まることもあります。

ドレンホースの問題チェックポイント

  • 先端が上向きになっていないか?
  • 周囲にゴミや落ち葉が溜まっていないか?
  • 排水がスムーズに流れているか?
  • 虫除けキャップをつけているか?

フィルターの掃除不足

最後に、最も多くの人が見落としがちな原因が「フィルター掃除の怠り」です。

エアコンのフィルターは、空気中の汚れを最初にキャッチする防波堤のような存在です。ここが詰まると、吸気効率が下がるだけでなく、内部の部品にも汚れがどんどん蓄積されていきます。

日本冷凍空調工業会の調査によると、1ヶ月に1回フィルターを掃除することで、電気代を約5~10%節約できるというデータがあります。逆にいえば、掃除しないままにすると、電気代が上がるだけでなく、汚れがどんどん内部に進行してしまうのです。

また、掃除をしない状態で冷房を使い続けると、カビやニオイの原因にも直結します。とくにペットや小さなお子さまのいる家庭では、定期的なフィルター掃除がとても大切です。

フィルター掃除を怠った場合の影響

  • 空気の吸い込みが悪くなり、冷房効率ダウン
  • 内部のファンやフィンがホコリだらけに
  • カビの繁殖、ニオイの発生
  • 電気代の上昇(年間数千円〜1万円以上の差)

エアコンがひどく汚れるのには、明確な理由がある

エアコンがひどく汚れてしまうのは、使い方が悪いからでも、不良品だからでもありません。

以下のような「日常の環境」と「掃除の習慣」によって、誰でも簡単に汚れてしまうのです。

  • 湿度・温度が高い状態で冷房を使用し続ける
  • 空気中のホコリや煙を吸い込む生活環境
  • ドレンホースの状態が悪く、水分が溜まりやすい
  • フィルターの掃除を怠ってしまう

これらが重なることで、カビやホコリがエアコン内部に溜まり、風が臭くなる・効きが悪くなるなどのトラブルを引き起こします。

次章では、こうした汚れが引き起こす具体的な「悪影響」や「健康リスク」について、実際のトラブル事例を交えて詳しく解説していきます。

汚れによる悪影響とトラブル事例【デメリットと対処法】

エアコンの効きが悪くなる

エアコン内部にホコリやカビが溜まると、冷房や暖房の効きが明らかに悪くなります。原因は、熱交換器やフィルターの目詰まりです。吸い込んだ空気がスムーズに流れなくなり、効率的な温度調整ができなくなってしまうのです。

たとえば、フィルターがホコリで詰まると吸気量が減り、エアコンは設定温度まで部屋を冷やすのに時間がかかります。その分、運転時間が長くなり、電気代も無駄に上昇してしまいます。

日本冷凍空調工業会の試算では、フィルターを掃除しない場合、エアコンの消費電力が約5~10%上がるとされています。これは年間を通して見ると、数千円~1万円以上のロスになる可能性があります。

対処法

  • 1か月に1回のフィルター掃除を習慣にする
  • フィン(熱交換器)に汚れが見えたらプロにクリーニングを依頼
  • 効きが悪いと感じたら風速・運転音の変化もチェック

嫌なニオイや風が発生する

エアコンをつけた瞬間に「カビ臭い」「なんか酸っぱいような臭いがする」と感じたことはありませんか?これは、内部に発生したカビや雑菌が原因です。

とくにシロッコファンやドレンパンといった、水分が溜まりやすい場所にカビが繁殖すると、送風時にそのニオイが部屋中に拡散してしまいます。

このようなニオイは、ただ不快なだけでなく、カビの胞子を含んでいることもあり、体に悪影響を及ぼす可能性もあります。

ニオイの種類と主な原因

ニオイの種類 主な原因場所 原因となる汚れ
カビ臭い シロッコファン・ドレンパン カビ・結露水
酸っぱい臭い 熱交換器・排水経路 雑菌・たまった水
焦げ臭い モーターや電装部品 異常加熱・故障の可能性

対処法

  • 風が臭う場合は使用を一旦中止し、内部の確認を
  • 自分で対応できる場合は吹き出し口やルーバーを拭き掃除
  • 臭いが取れない場合は業者による内部洗浄を検討する

健康被害のリスク(カビ・埃)

エアコンの汚れによる健康被害は、特に小さな子どもや高齢者、アレルギー体質の人にとって深刻な問題です。

環境省が公表している資料によると、エアコン内部のカビやダニ、ホコリの粒子は、喘息やアレルギー性鼻炎の引き金になることがあるとされています。また、長時間カビの胞子を吸い込むと、肺炎や気管支炎などの呼吸器疾患を引き起こす可能性も指摘されています。

目に見えない汚れだからこそ油断しがちですが、エアコンから出る空気は毎日吸い込むものです。健康に直結することを忘れてはいけません。

健康被害の例

  • 鼻水、くしゃみ、目のかゆみ(アレルギー反応)
  • 慢性的な咳、喘息の悪化
  • 気管支炎、肺炎(カビ肺炎の一種)

対処法

  • 定期的なフィルター・内部清掃で胞子の発生を防止
  • 送風口から異臭がしたら早めに対策する
  • 小児・高齢者がいる家庭では特に清潔を保つ

風速が弱くなる・動作不良になる原因

エアコンの風の勢いが弱くなったり、設定温度になっても冷えなかったりする症状も、汚れによって引き起こされる代表的なトラブルです。

その多くは、内部のファンや熱交換器にホコリやカビが詰まり、空気の流れが妨げられてしまうことが原因です。

また、シロッコファンに大量のホコリが付着すると、バランスが崩れて回転がスムーズにいかず、異音や故障の原因にもなります。この状態で無理に運転を続けると、モーターに過度な負荷がかかり、最悪の場合、エアコン本体の寿命を縮めてしまうこともあります。

チェックすべき症状の一覧

  • 風の勢いが弱くなった
  • 風が出ないのに運転音だけする
  • 本体から異音がする
  • 電気代が急に高くなった

対処法

  • まずはフィルターの状態を確認・掃除する
  • 異音や風が弱い場合は内部洗浄や点検を業者に依頼
  • 室外機の通気も確保されているかチェック

エアコンの汚れは放置すると大きなトラブルにつながる

エアコンの汚れは「ただの見た目の問題」ではありません。

放置することで、エアコンの性能低下、電気代の無駄、健康リスク、そして故障や寿命短縮といった深刻なトラブルを引き起こします。

とくに、冷房の効きが悪くなったり、ニオイがしたり、風が弱くなったりする症状は、エアコン内部が「危険サイン」を出している証拠です。

こうした問題は、日常的な掃除と早めの対処によって未然に防ぐことが可能です。次の章では、実際にあった汚れの実例やトラブルの体験談をもとに、どんな状況が発生していたのかを詳しくご紹介していきます。

汚れによる悪影響とトラブル事例【デメリットと対処法】

エアコンの効きが悪くなる

エアコン内部にホコリやカビが溜まると、冷房や暖房の効きが明らかに悪くなります。原因は、熱交換器やフィルターの目詰まりです。吸い込んだ空気がスムーズに流れなくなり、効率的な温度調整ができなくなってしまうのです。

たとえば、フィルターがホコリで詰まると吸気量が減り、エアコンは設定温度まで部屋を冷やすのに時間がかかります。その分、運転時間が長くなり、電気代も無駄に上昇してしまいます。

日本冷凍空調工業会の試算では、フィルターを掃除しない場合、エアコンの消費電力が約5~10%上がるとされています。これは年間を通して見ると、数千円~1万円以上のロスになる可能性があります。

対処法

  • 1か月に1回のフィルター掃除を習慣にする
  • フィン(熱交換器)に汚れが見えたらプロにクリーニングを依頼
  • 効きが悪いと感じたら風速・運転音の変化もチェック

嫌なニオイや風が発生する

エアコンをつけた瞬間に「カビ臭い」「なんか酸っぱいような臭いがする」と感じたことはありませんか?これは、内部に発生したカビや雑菌が原因です。

とくにシロッコファンやドレンパンといった、水分が溜まりやすい場所にカビが繁殖すると、送風時にそのニオイが部屋中に拡散してしまいます。

このようなニオイは、ただ不快なだけでなく、カビの胞子を含んでいることもあり、体に悪影響を及ぼす可能性もあります。

ニオイの種類と主な原因

ニオイの種類 主な原因場所 原因となる汚れ
カビ臭い シロッコファン・ドレンパン カビ・結露水
酸っぱい臭い 熱交換器・排水経路 雑菌・たまった水
焦げ臭い モーターや電装部品 異常加熱・故障の可能性

対処法

  • 風が臭う場合は使用を一旦中止し、内部の確認を
  • 自分で対応できる場合は吹き出し口やルーバーを拭き掃除
  • 臭いが取れない場合は業者による内部洗浄を検討する

健康被害のリスク(カビ・埃)

エアコンの汚れによる健康被害は、特に小さな子どもや高齢者、アレルギー体質の人にとって深刻な問題です。

環境省が公表している資料によると、エアコン内部のカビやダニ、ホコリの粒子は、喘息やアレルギー性鼻炎の引き金になることがあるとされています。また、長時間カビの胞子を吸い込むと、肺炎や気管支炎などの呼吸器疾患を引き起こす可能性も指摘されています。

目に見えない汚れだからこそ油断しがちですが、エアコンから出る空気は毎日吸い込むものです。健康に直結することを忘れてはいけません。

健康被害の例

  • 鼻水、くしゃみ、目のかゆみ(アレルギー反応)
  • 慢性的な咳、喘息の悪化
  • 気管支炎、肺炎(カビ肺炎の一種)

対処法

  • 定期的なフィルター・内部清掃で胞子の発生を防止
  • 送風口から異臭がしたら早めに対策する
  • 小児・高齢者がいる家庭では特に清潔を保つ

風速が弱くなる・動作不良になる原因

エアコンの風の勢いが弱くなったり、設定温度になっても冷えなかったりする症状も、汚れによって引き起こされる代表的なトラブルです。

その多くは、内部のファンや熱交換器にホコリやカビが詰まり、空気の流れが妨げられてしまうことが原因です。また、シロッコファンに大量のホコリが付着すると、バランスが崩れて回転がスムーズにいかず、異音や故障の原因にもなります。

この状態で無理に運転を続けると、モーターに過度な負荷がかかり、最悪の場合、エアコン本体の寿命を縮めてしまうこともあります。

チェックすべき症状の一覧

  • 風の勢いが弱くなった
  • 風が出ないのに運転音だけする
  • 本体から異音がする
  • 電気代が急に高くなった

対処法

  • まずはフィルターの状態を確認・掃除する
  • 異音や風が弱い場合は内部洗浄や点検を業者に依頼
  • 室外機の通気も確保されているかチェック

エアコンの汚れは放置すると大きなトラブルにつながる

エアコンの汚れは「ただの見た目の問題」ではありません。

放置することで、エアコンの性能低下、電気代の無駄、健康リスク、そして故障や寿命短縮といった深刻なトラブルを引き起こします。

とくに、冷房の効きが悪くなったり、ニオイがしたり、風が弱くなったりする症状は、エアコン内部が「危険サイン」を出している証拠です。

こうした問題は、日常的な掃除と早めの対処によって未然に防ぐことが可能です。次の章では、実際にあった汚れの実例やトラブルの体験談をもとに、どんな状況が発生していたのかを詳しくご紹介していきます。

実際にあった汚れの例と困りごと【実例・口コミ】

カビや埃がひどく溜まっていたケース

エアコンの汚れがひどくなってしまうと、見た目だけでなく、空気の質や健康にまで影響を与えることがあります。特に多いのが、エアコン内部にカビや埃が大量に溜まっていたというケースです。

実際に筆者が過去に対応したお客様の中には、「風が臭くて耐えられない」とご相談を受けた例がありました。調査のためにカバーを外して内部を確認したところ、シロッコファンや熱交換器全体が黒カビと埃で真っ黒に覆われていたのです。使用年数は約8年で、1度もプロによるクリーニングをしていなかったとのことでした。

カビは見た目の問題だけでなく、室内に胞子をまき散らすため、家族全員にアレルギー症状が出ていたそうです。小さなお子さんは咳が止まらず、病院では「ハウスダストの可能性がある」と診断されました。

このケースでのクリーニング内容

  • カバー・フィルターの取り外し清掃
  • シロッコファンの高圧洗浄(真っ黒な排水)
  • 熱交換器への洗剤噴霧とすすぎ
  • ドレンパン・ホースのつまり除去

施工後、「空気が明らかに違う」「子どもの咳が止まった」とのお声をいただきました。

分解しないと取れない汚れの事例

エアコンの掃除は、フィルターや外側のカバーを外して拭くだけでは、実は汚れの7〜8割が残ったままだと言われています。特に、内部の奥深くにあるシロッコファンやドレンパン、裏側の熱交換器の汚れは分解作業をしないと落とせません。

ある40代のご家庭では、市販のエアコンクリーナーを年に1度使っているという方がいらっしゃいました。しかし、分解して内部を確認すると、スプレーが届かない箇所にびっしりとカビが残っており、しかもそれが広がりやすいファンの羽根に付着していました。

そのまま放置していた場合、ファンが回転するたびにカビが空気中に飛散し、吸い込んでしまう危険性が非常に高い状況でした。

専門業者による分解洗浄の必要性

  • 洗浄スプレーだけでは届かない部分が多い
  • 水気が残ると逆にカビの温床になるリスクも
  • 分解することで機械への負荷や不具合の予防にもつながる

このような状況では、必ずプロによる分解・高圧洗浄が推奨されます。

掃除に失敗した体験談

「自分で掃除しようとしたけれど、逆に汚れを広げてしまった…」という失敗談も少なくありません。

30代の男性のお客様は、ネットで見た方法を参考にし、内部に直接水を吹きかける形で掃除を試みました。しかし、エアコンの構造を理解せずに水を使ってしまったことで、ドレンパンに水がたまり排水できなくなり、最終的には水漏れを起こしてしまったとのことです。

また、別の方はスプレーを多用しすぎてしまい、乾ききらないまま運転した結果、異臭とカビの再発を招いていました。

よくある掃除失敗パターン

失敗内容 主な原因 起こり得るトラブル
水を吹きかけすぎる 排水経路が詰まっていた・知識不足 水漏れ、カビの再繁殖
洗浄スプレーの使いすぎ 内部の乾燥が不十分 異臭、電気系統の不具合
ファンに触れて壊してしまった 適切な工具や知識がなかった 回転不良、部品交換が必要になる

このようなケースでは、結局プロに依頼し、修理費や再清掃費用がかさむことになったという話も少なくありません。

エアコンの汚れは“見えない場所”にこそ注意が必要

これまでご紹介したように、エアコンの汚れは「目に見える場所」よりも「内部の見えない場所」にこそ深刻な問題が隠れています。そして、その汚れが放置されることで、健康リスクや機能不良、ニオイの発生といったトラブルが起きてしまいます。

実例を見ても、定期的な掃除をしていたつもりでも、構造上どうしても手が届かない箇所が汚れていたり、逆に自己流で掃除したことでトラブルが悪化するケースが多く見受けられます。

実例から学べる教訓

  • 内部汚れは年1回以上の分解洗浄でリセット
  • スプレーや拭き掃除だけでは「汚れた気分になる」だけ
  • 自信がない場合は、プロの手を借りるのが結果的に安全で経済的

次章では、こうした実例をふまえた上で「自分でできる掃除の範囲」や、掃除に必要な道具の選び方について解説していきます。正しい知識と手順を知ることで、無理なく、安全に、エアコンを清潔に保つことができます。

自分で掃除するためのコツと道具選び【やり方・選び方】

掃除はどこまで自分でできる?

エアコンの掃除は、自分でできる範囲とプロに任せた方がいい範囲があります。結論から言えば、フィルターや吹き出し口、外装カバーの掃除は自分で可能ですが、内部のファンや熱交換器の本格的な洗浄はプロの作業領域です。

理由は単純で、エアコンの構造が複雑なうえ、内部には電気系統があり、誤った方法で水や洗剤を使うと故障や感電、カビ再発のリスクがあるためです。

環境省が発行する「カビ対策マニュアル」でも、一般家庭でできる掃除として「フィルターの清掃や吹き出し口の拭き取り」が推奨されています。一方、カビの温床になりやすいシロッコファンや熱交換器、ドレンパンはプロによる定期的なクリーニングが望ましいとされています。

自分でできる掃除範囲

  • フィルターの掃除(1ヶ月に1回推奨)
  • 吹き出し口やルーバーの拭き取り
  • 室外機周りの清掃と風通しの確保
  • 外装カバーの汚れ取り

プロに任せるべき範囲

  • シロッコファンの高圧洗浄
  • 熱交換器の洗浄(アルミフィン)
  • ドレンパン・ホースの詰まり除去
  • 分解を伴う作業全般

掃除に必要な道具一覧(ブラシ・霧吹き・養生シート等)

エアコン掃除を自分で行うには、正しい道具を使うことが失敗を防ぐポイントです。とくに「分解せずにできる掃除」に焦点をあてるなら、以下の道具をそろえておくと便利です。

最低限そろえたい掃除道具

道具名 用途・ポイント
掃除機 フィルター表面や周囲のホコリ吸引に使用
柔らかいブラシ フィルターの網目にやさしく対応できる
霧吹き 吹き出し口やルーバーの汚れ落としに最適
雑巾(数枚) 拭き掃除全般。乾拭きと水拭きで使い分け
養生シート 床や壁を汚さないよう保護する
手袋 汚れ防止・衛生面での配慮
脚立 高所作業時の安全確保

さらに、キッチンペーパーや割りばしに巻いた布を使えば、ルーバーの細かい部分まで掃除できます。

用意があると便利な道具

  • マスク(ホコリやカビの吸引防止)
  • エアコン用お掃除棒(100均やホームセンターで購入可能)
  • アルカリ電解水(天然成分でカビや汚れに効果あり)

「こまめ掃除」と「しっかり掃除」の違い

エアコン掃除は頻度や内容によって「こまめ掃除」と「しっかり掃除」に分けて考えると、実行しやすくなります。

こまめ掃除(週1~月1の習慣)

  • フィルターの掃除(掃除機+水洗い)
  • 吹き出し口・ルーバーの簡易拭き掃除
  • 外装カバーのホコリ除去
  • 室外機周りのゴミ除去

しっかり掃除(年1~2回推奨)

  • 養生シートを使った徹底的なカビ・汚れ落とし
  • 熱交換器の表面洗浄(市販スプレーは注意)
  • ドレンホースの排水確認
  • ※難しい場合はプロ依頼を検討

このように、普段から「こまめ掃除」で汚れを防ぎつつ、年に1〜2回は「しっかり掃除」またはプロのクリーニングを組み合わせることで、常に快適な空気環境を維持できます。

市販の洗浄スプレーは使うべきか?

市販のエアコン用洗浄スプレーは便利に見えますが、使い方を誤ると逆効果になることもあります。

たとえば、スプレーでフィンを洗っても奥にある汚れは取れず、水分が内部に残りやすいためカビの再発リスクが高まるのです。さらに、成分が電装部分に触れると故障の原因になることもあります。

また、国民生活センターの調査(報告No.2017-102)でも、スプレー使用後に「異臭が悪化した」「水漏れが発生した」という苦情が複数寄せられた事例が報告されています。

スプレー使用時の注意点

  • 使用前に必ず電源を切り、コンセントを抜く
  • 吹きかけすぎず、使用範囲は説明書に従う
  • 乾燥を十分に行わないと逆効果
  • 濡れて困る場所はしっかり養生する

スプレーを使うならおすすめの場面

  • 熱交換器の表面汚れが軽度の場合
  • 使用後に最低1時間は送風乾燥できる時間があるとき
  • プロに頼む前の応急処置として

正しい道具選びと手順で、安全に掃除をしよう

自分でエアコン掃除を行う際は、「どこまでできるか」「どこからプロに任せるか」を見極めることが重要です。

そして、正しい道具と方法を用いれば、自分でも十分に汚れを減らし、エアコンを快適に保つことが可能です。

掃除は一度きりではなく、定期的に続けることで、カビやホコリの蓄積を防げます。特に夏本番前や冷房シーズン後は、エアコン掃除の絶好のタイミングです。

次章では、実際にこれらの道具を使った具体的な掃除手順を、ステップごとにわかりやすくご紹介します。初めてでも失敗しないように丁寧に解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

自分で掃除する時の注意点とリスク【注意点・リスク】

エアコンに直接水をかけない

エアコン内部を自分で掃除する際に、最もやってはいけないことのひとつが「内部に直接水をかける」ことです。エアコンは電化製品であり、精密な電子部品が多く含まれているため、水がかかるとショートや故障を引き起こすおそれがあります。

とくに、無防備にシャワーを吹き出し口やアルミフィン(熱交換器)に向かってかけると、水が基板やモーター部分に入り込み、修理費用が数万円規模に膨らむ事故が多く報告されています。

また、水が内部に残ると、カビや雑菌の温床にもなりかねません。きれいにしようとして、逆に汚れを悪化させてしまうケースも多いのです。

水を使う際の代替方法

  • 霧吹きで水を軽く湿らせる程度にとどめる
  • 水を使った後は必ず送風運転で内部を完全乾燥
  • 使用するのは布に水を含ませて拭く程度が安全

無理な分解やスプレーの使いすぎに注意

「奥まで掃除したい」と思って、素人が安易に内部のパーツを分解してしまうのは非常に危険です。

近年はネットや動画サイトで「自分でできる分解掃除」の情報が増えていますが、メーカーによって構造が異なり、誤ってファンや配線を破損させると、修理不可で買い替えになることもあります。

また、市販の洗浄スプレーを使いすぎると、泡や液体が乾かず残ってしまい、カビの原因となるだけでなく、部品の腐食や異臭を引き起こします。

国民生活センターの報告(No.2017-102)でも、「スプレー使用後にエアコンが壊れた」「臭いがひどくなった」といった消費者の相談が複数寄せられています。

避けるべき作業とその理由

作業内容 なぜNGか
内部の勝手な分解 組み直せなくなる、故障、メーカー保証外に
洗浄スプレーを大量噴射 水分残留・腐食・異臭・カビ再発の原因に
手で無理やり羽根を回す モーター破損、異音、動作不良の原因に

電源を切り、コンセントを抜いてから作業する

エアコン掃除を始める前に、必ず「運転停止 → 電源OFF → コンセントを抜く」この3ステップを忘れないようにしてください。

内部には常に微弱な電流が流れており、通電中に水拭きやスプレーを使うと感電や火災のリスクがあります。特に金属製のパーツやモーター周辺は注意が必要です。

また、作業中にエアコンが誤って作動してしまうと、フィルターや羽根が動いて怪我につながる危険もあります。

安全確保の基本ステップ

  • 作業前に必ず運転停止+コンセント抜き
  • 作業中はブレーカーも落としておくとより安心
  • 子どもやペットが触れない環境をつくる

フィルターの網目や乾燥に気をつける

フィルターの掃除は初心者でも取り組みやすい部分ですが、扱い方を間違えるとフィルターが劣化してしまい、逆に汚れを通してしまうことがあります。

特に注意すべきは以下の2点です:

  • 網目をこすりすぎないこと
    ブラシで強くこすったり、爪を立てて洗うと網が破れたり、フィルターが変形して隙間ができてしまいます。
  • しっかり乾燥させること
    濡れたまま装着すると、内部でカビが繁殖しやすくなります。日陰で自然乾燥させ、完全に乾いたことを確認してから戻しましょう。

フィルター掃除のポイント

  • 掃除機で表側からホコリを吸い取る(裏から吸うと詰まりやすい)
  • 水洗いはぬるま湯でやさしく洗う(中性洗剤可)
  • 乾いた布で軽く水分を拭き取り、陰干しで乾燥させる

自分で掃除するなら「安全第一」が最優先

自分でエアコンを掃除することは、費用を抑えつつ快適な空気を保つための大切な習慣です。しかし、誤った方法での掃除は、逆に健康や機器への悪影響を招くこともあります。

正しい知識をもって行動すれば、掃除は決して難しいものではありません。以下に、これまでの注意点を簡潔にまとめました。

自分で掃除するときの注意点まとめ

  • 水は直接かけず、霧吹きか濡れ布で対応
  • 無理な分解はNG、スプレーも適量を守る
  • 必ず電源を切ってコンセントを抜いてから作業
  • フィルターは優しく洗ってしっかり乾燥させる

次の章では、こうした注意点を守りながら実践できる「自分でできるエアコン掃除の手順」を、写真や手順付きでわかりやすく解説していきます。安全かつ効果的な掃除で、清潔な室内環境を手に入れましょう。

エアコンの掃除手順まとめ【実践編】

STEP1:電源を切り、作業場所を養生

  • リモコンで運転停止
  • コンセントを抜く(またはブレーカーOFF)
  • エアコン下に新聞紙やビニールシートを敷く
  • 脚立を使って安定した姿勢を確保

STEP2:フィルターを外して洗う

  • 前面カバーを開け、フィルターをゆっくり外す
  • 表面のホコリを掃除機で吸引(裏から吸わない)
  • ぬるま湯と中性洗剤で優しく手洗い
  • 日陰でしっかり乾かす(ドライヤー不可)

STEP3:吹き出し口・ルーバーの拭き掃除

  • 手動でルーバーを開く(動かない機種もある)
  • 割りばしに布を巻いて奥の汚れをやさしく拭く
  • カビ汚れにはアルコールスプレーや電解水も効果的
  • 手を突っ込みすぎてファンを壊さないように注意

STEP4:熱交換器(アルミフィン)の汚れを確認

  • フィンの汚れがひどい場合は市販スプレーで軽く清掃
  • 水が内部に残らないよう、スプレー後は送風乾燥を徹底
  • フィンは柔らかく変形しやすいので触らない方が安全

STEP5:本体外装・リモコン・周囲の壁も拭く

  • 外装に付着したホコリ・油汚れを水拭き
  • リモコンは乾いた布またはアルコールで除菌拭き
  • エアコン周囲の壁も一緒に拭くと空気環境が整う

STEP6:室外機の掃除

  • 周囲の落ち葉・ゴミを取り除く
  • 裏面のフィンに汚れがある場合はブラシでやさしく除去
  • 通気口をふさがないように設置状況を確認
  • 水や高圧洗浄はNG。破損・ショートの恐れあり

STEP7:ドレンホースの詰まりチェック

  • ホースの先端が水たまりや排水口に沈んでいないか確認
  • 詰まりが心配なときは「ドレンホースクリーナー」使用も可
  • 逆流・黒カビ水の原因になるので早めに対策を

STEP8:乾燥のために送風モードで30分運転

  • 電源を戻し、送風モードで30分以上運転
  • 内部をしっかり乾燥させることでカビ予防に
  • 暖房でも可(送風がない機種の場合)

掃除完了後のチェックポイント

  • 異音がないか、正常に運転できているか
  • ニオイが軽減されているか
  • フィルターが正しく装着されているか
  • 水漏れや異常な振動がないか

以上が、ご家庭でできる基本的なエアコン掃除の手順です。定期的な清掃と年1〜2回の分解クリーニングを組み合わせることで、エアコンの寿命を延ばし、快適で清潔な室内空間を維持できます。

まとめ:エアコン掃除の基本と正しい対応

エアコンから黒い水が出る原因と対策、自分でできる掃除の方法や注意点を解説しました。最後に、本記事の要点を箇条書きで整理します。

  1. 黒い水の正体はカビ・ホコリ・油分の混合物:放置すると健康被害や故障につながる
  2. ドレンパンやファンがカビの温床に:特に冷房・除湿モード時に汚れが排出されやすい
  3. 黒い水は健康に悪影響を及ぼす可能性も:喘息・アレルギーの原因となるケースもある
  4. 放置すると電気代や修理費がかさむ:効率低下や故障リスクが高まる
  5. プロのクリーニングが最も確実で安全:高圧洗浄や分解清掃で根本から解決
  6. 自分で掃除できる範囲を把握する:フィルター、吹き出し口、外装など
  7. 市販スプレー使用時は注意が必要:成分や使用方法を守らないと逆効果に
  8. 水や電源まわりの扱いに十分注意する:感電・ショート・火災のリスクを避ける
  9. 掃除後は必ず送風乾燥を行う:内部の湿気を残さず、カビ予防に
  10. 年1〜2回はプロの分解洗浄も検討を:衛生面・安全面・効率のためにも有効

清潔なエアコンは、快適な室内空間と健康を守るために欠かせない存在です。もし掃除に不安がある、または汚れや臭いがひどい場合は、地域密着型の専門業者への依頼をぜひご検討ください。

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